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きくちふるさと水源交流館 ふるさと楽校

きくちふるさと水源交流館01熊本県菊池市の「きくちふるさと水源交流館」から、「地域で暮らす」をテーマに、講演の依頼があった。私たちが2007年から取り組んでいる「SlowLAB(スローラボ)」というソーシャルビジネスの模索的活動に興味を示して下さり、ご連絡下さったようだ。
ふるさと楽校が開校しました!

きくちふるさと水源交流館は、旧菊池東中学校廃校後の跡地活用で、5年近いリサーチの末、NPO法人きらり水源村を立ち上げ、グリーンツーリズムを軸に、様々な学習体験の出来る交流施設として、2004年に開設された。
毎年、様々な地域づくりや就農体験などの取り組みがなされているが、お声かけいただいた「ふるさと楽校」という取り組みもそのひとつ、農業を志望する学生を対象とした、地域づくりと起業の学びの場だ。

きくちふるさと水源交流館02そんな「ふるさと楽校」で、学生達を相手に「地域で暮らす」というテーマを頂戴したが、私自身が彼らの年代には、地域で暮らそうなど、これっぽちも考えたことはなく、モノや人、若者文化の交雑する都市・・・せめて東京、できればパリ、ロンドン、ニューヨークに行きたい、と言う思いばかりであったのを記憶している。
でも今現在、生まれ故郷で、どちらかというと他の人より積極的にふるさとを利用して暮らしている私がいる。
よって話は、私の高校時代から今に至るまでのふるさととの関わりを、そのまま伝えて、その中から、彼らなりに何かを感じ取ってもらえたら・・・と思った。
講演のタイトルは、ちょっと気障だが『Vivle!〜生きる。繫がる。伝える。』。
「Vivle!」は大好きな歌手ピエール・バルーの名曲からいただいた。
都市に住まおうと田舎に住まおうと、どこに住まおうとも「自分自身で生きるチカラ」が大事なんじゃないか、と言う思いからつけたタイトルだ。

きくちふるさと水源交流館03私の場合、長く東京などで暮らす時間があったが、2007年、筑後での仕事をきっかけに、生まれ故郷に戻る決心をした。
そしてこの3年間、生まれ故郷に住むからには、知っていたようで知らなかった地元のことを学び、人と繫がりを築こうとした。
それもこれも、本音を言うと「ふるさとのため」などではなく、自分自身がふるさとで楽しくかっこ良く暮らし、いろんな意味で「儲かる」ためだ。
そのために懸命に毎日いろんなことにチャレンジし、今も必死に、そして思うように「生きて」いる。
でも、楽しくかっこ良く地域で暮らそうと思って活動をすると、結果的にその地域自体も良くなっていくように感じられる。
結局この日の講演の結びはそのあたりかな・・・?と思ったのだ。

きくちふるさと水源交流館04また、ここ数年、食をクリエイトする活動(つまり農)に関わり、おいしい食糧を生産出来るひとはすごい!と言う思いが自分の中にある。
私自身、長らく流通からICTへと、デザインを軸に「つなぎ役=媒体」に関わる仕事をして来たが、農や自然体験の活動に関わり、今の自分の「生きるチカラ」の弱さを痛感している。
経済社会の中、媒介役となっていい仕事はできても、自分自身で生きるためにクリエイトするチカラの欠如に、不安を感じている今日この頃なのである。

受講してくれた高校生達は、少なからず私よりも食糧の生産に長け、そのスキルを活かしてさらに地域と繫がりながら、地域で新しいビジネスを考えようとしている人たちである。
地域で生計を立てようと思ったら、都会暮らし以上に収入に向けた努力は必要で、田舎暮らしの牧歌的幻想的魅力に騙されてはいけないが、かといって、覚悟さえ出来ていれば、ケ・セラ・セラ(なるようになる)であることも事実だと思う。
若いのだから、そんなに恐れることはない。
よく学んだ上で、懸命にやりたいことに突き進むと、結果は自ずとついてくるというのが、私が今感じていることだ。

きくちふるさと水源交流館05ふるさと楽校では、地元学を学生達に実践させ、地域資源を材料に、起業をしていくためのプログラムを展開されている。
とてもすばらしことだが、個人的には難しいことを考えず、「自分がいいと思ったことを、自己責任で実践する」でいいのではないか、と思う。
失敗したところでまだ若いし、何度か失敗を重ねれば、それも糧となる。
なによりも、そのチャレンジ精神こそが元気そのものであり、元気な人がたくさんいる地域が、元気な地域なのである。

そして彼ら学生に言いたかったのは、「元気な君たちこそが、地域の宝物」なんだということ。
彼らが菊池の次の時代を築く。

そんな話を30歳年下の、子ども世代の彼らに話しながら、自分にも言い聞かせているのであった。笑

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ぱしふぃっくびいなす〜金色温泉 from site-f* in 京築 2010-11-11 (木) 13:51
きくちふるさと水源交流館での講演の翌日、中津港に寄港する「ぱしふぃっくびいなす号」にお客様を出迎えに出かけた。

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