梅雨が開け、連日強い日差しの真夏日が続いている。移動中の車のUVカットされたサンルーフからも、容赦なく光が照りつける。
思えば私が自身の会社である「有限会社アイ・ディー」の法人登記などで駆け回っていたのも、ちょうどこの時期だった。会社設立から、この7月で14年目に突入した。早いものである。
この「アイ・ディー」という会社名は、当時、いろんな意味に受け取ってもらえるよう命名したが、「アイ」と「ディー」の私の本意は、名刺などにも英語表記で刷り込んではいるが「Intercommunication Design(相互交流のデザイン)」つまりは、「人と人のつながり方を提案する」・・・そんな会社にしたい、と言うものだった。
1993年頃から個人サイトの運営や勤めていた会社のサイト制作を行っていたため、ちょうど企業向け制作請負サービスが確立しはじめていた、Webサイトのデザインと運営支援を主業務として、事業をスタートさせることとなった。
しかし会社名の通り、当時からデザインのジャンルには全くとらわれていなかったため、印刷媒体、映像、イベント企画、空間演出・・・気づいたら、企業の広報戦略で考えられ得るほとんどの媒体の制作を請け負っていた。
スタッフを増やした時期もあったが、元々経営感覚に乏しく、組織の大型化は私には向かなかった。
必然的に手を広げすぎるには無理があったため、本来の主業務であったWeb制作に、業務を絞り込んだりもした。
2007年、10周年を機に、次の10年後を見据え、事業再構築の検討と実践を開始した。
それまでは「企業と企業(BtoB)」もしくは「企業と個人(BtoC)」の視点で、企業への提案を軸にビジネスを捉えて来たが、原点に帰り「個人と個人(CtoC)」の視点で、人々のつながりづくりを提案創造することからビジネスを興せないだろうか、と思い、アイ・ディーの事業と並行しながら、妻と2人で、ライフスタイル研究を中心としたSlowLAB(スローラボ)と言う活動を始めた。
多様化するライフスタイルの中でも、とりわけ地域が課題とする定住化に着目し、楽しく豊かな田舎暮らしをするための、働き方や衣食住生活について、研究と実践(?)を行っている。
今のところ、経済的な儲けをほとんど生まない活動だが、反面、この活動を通じて「つながりとしての儲け」をまさに体感した3年間だった。
多くの方々との出会い、つながりは、本当に暮らしを豊かにしてくれる。活動を通じて、何物にも代え難いものを得た3年だ。
そして石の上にも3年・・・2007年に始めたSlowLABも、ようやくビジネスの芽がポツポツ出てきつつあるように感じている。
14年目の夏、暑い日差しを浴びながら、京築地域のあちこちを駆け回っている。
アイ・ディー設立20年目の2017年、私達はどんな立ち位置にいるだろうか・・・。
今私が見ているあたりの着地点に立っているといいな・・・と、強く願う。
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