テレワーク推進地域セミナー in 福岡
http://www.pref.fukuoka.lg.jp/f18/tsemipr1.html
場所や時間にとらわれない柔軟な働き方として、私が地域振興の仕事で取り組んでいる「SOHO」や、「テレワーク」等という形態が注目されるようになって、もう10年ぐらいが経ちます。
このセミナーでは、企業への雇用型テレワーク導入を促進することを主旨としたセミナーですが、パネルディスカッションのお誘いを受け、末席を汚させていただくこととしました。
雇用情勢の悪化により、派遣切り等が巷の話題となっています。
テレワークという働き方も、外注型テレワークの場合は、やもすれば、企業の都合のいい働き方になってしまいがちです。
SOHOとてそう。
私は雇用型でない、つまりしっかりとした雇用契約を結ばない外注型(請負型)テレワークの場合(在宅ワークと呼ばれる働き方の多くがこのパターン)、派遣労働等と何ら変わりなく、いや、実態がつかめないだけ、それ以上に不安定であり、「ワークライフバランス」等という楽しそうな言葉では、とても安易にお勧めできる働き方ではないと考えています。
しっかりとした雇用関係があり、事務所コストを抑える、フレックスタイムでスケジュール管理する、等々、企業運営効率や生産性の向上のためにこそ、テレワークはあるべきでしょう。
しかし現実、セルフコントロールに頼るところの大きいテレワークは、組織力を重んじる日本の企業風土には、なかなか馴染みにくく、うまく行っているところは非常に少ないと思います。
しかし、情報化が進んだ今、地域にとってテレワーク導入企業の誘致は、生産年齢人口確保のひとつの方法であるに違いはありません。
さて、今度は働き手の立場で考えてみると、前述したように、SOHO、テレワーカー、在宅ワーカー・・・なんと呼ぼうと(呼ばれようと)、雇用されていない場合は全て、「事業主」であるという意識を忘れてはなりません。
事業主とは、その規模に関わらず、何はともあれ事業を興す人ですから、一国一城の主であり、取引先企業とは対等な立場だと思います。
請負意識から脱却し、事業を考えることができるかが、大きな鍵だと思います。
私は事業家、起業家でありながらも、ベンチャーと異なり規模拡大を目指すのではなく、ワークライフバランスから身の丈のビジネスを目指し、大企業にまねできない創意工夫で、またITを駆使しながらユニークな事業を行う人をSOHOと捉え、テレワーカーや在宅ワーカー等と言う言葉と一線を引いて、SOHOという言葉を取り扱っています。
尤も、自分をSOHOと呼ぶ人でも請負型の人は多いですし、行政も「自宅オフィス、小さなオフィス」という言葉から、SOHO、テレワーク、在宅ワーク、フリーランス、クリエイター・・・いろんな言葉を玉石混合し、時代のトレンド用語的に取り扱っているようなきらいがあります。
書き始めると長くなるのでこの辺りで止めますが、今回のセミナーでは、そうしたそもそも論や、はたまた自由な生き方の「夢」を語るに留まることなく、地域振興的な側面や、価値観の多様化に即した雇用や労働、事業形態のあり方など、近未来の働き方を具現化する施策等について、議論ができればな・・・と思っているところです。
関連エントリー:1
- 八女(site-f* in 京築,2009年01月20日 11時50分)
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