今年は1年を通して、犀川大熊地区の、農事組合法人くまわりファームとの里山ビオトープの取り組みに深く関わった年だった。
12月13日(日)、そんな1年の活動を締めくくるべく、くまわり餅つき祭と併催で、「第3回 けいちく里山ビオトープ体験エコツアー」を実施した。
今回の講師は、普段は北九州市の山田緑地などで活動されている、「隊長」こと梅野岳氏に「土の中の生き物」をテーマに、体験レクチャーをお願いした。
餅つき祭と併催で、家族連れが多いため、親子で土中の微生物を探してもらおうと言う趣向だ。
餅つきと昼食を終えた午後、参加希望の60名ほどが、田んぼビオトープに集合。
子供相手のレクチャーには慣れっこの梅野さん、まずは紙芝居からスタートし、子供たちのハートをぐっと掴む。
いつものビオトープでの生き物探しなら、蛙やザリガニ、水生昆虫類の採集となるが、今回はトビムシなどの、虫眼鏡で探すような小さな生き物が対象。
いつものかわいい生き物採集と勝手が違うので、大人たちは戸惑ったが、子供たちは、拡大すると怪獣のような、奇怪で見知らぬ、でもどこにでもいる身近な虫たちに驚き、大興奮である。
梅野さんの用意してくれた、微生物採集用の器具を我先に手に取ると、親の手を引いて、虫の多くいそうな場所に向かって行った。
今回使った道具の中では、採取した土の中からストローを使って虫を吸い込んで採集する、梅野さんの手づくりの道具がユニークだった。
子供たちには使い方が難しいらしく、なかなかうまく吸い込めない様子だった。
1時間ほどの活動で、様々な生物が採集され、それを顕微鏡で見てみたり、見分けのつかない生き物は、図鑑で調べてみたりして、子供たちだけでなく、大人の私たちも知らない、小さな虫たちについて、少しだけ知ることができた。
それにしても、こうした活動を通じて、親子がともに自然に触れ、学び、話し合うことは、とても意義があると、改めて感じた一日であった。
また、そんな活動が出来るフィールドを用意することで、気軽に都市の家族が遊びに訪れることができるようにすると言うことも、里山のエコツーリズムとして、地味ではあるけれども、魅力的なカリキュラムとなり得ると確信することができた。
来年はこの取り組みをさらに進展させ、少しずつだが本格的に、体験教育型のツーリズムプログラムに発展させることができたら・・・などと、妄想を膨らませたりしている。
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