site-f* in 京築 > みやこ町 | 京築 | 仕事 | 環境・エコロジー | 行動記録 > あるため池のある水草の運命

あるため池のある水草の運命

真鍋氏のレクチャーの様子くまわり稲刈り祭りの後は、今度は私たちグリーンエコ北九州が主催する、けいちく里山ビオトープ体験エコツアーの始まりだ。

ビオトープ体験エコツアーと言っても、実はそんなに大それたものではない。
小一時間ほど、田んぼビオトープの保全作業をし、生き物を観察し、その前後に毎回テーマを変え、専門の講師にミニレクチャーをやっていただき、参加者には里山自然を作業を通じて体感していただきながら、その大切さを学び、楽しんでいただく、と言うものだ。

その初回は、グリーンエコ北九州の顧問でもある、北九州市立いのちのたび博物館(自然史・歴史博物館)学芸員の真鍋徹氏による、ガシャモクと言う水草に関するミニレクチャーと、その後、イノシシに荒らされたビオトープの畦の復旧作業と生き物観察を行なった。

レクチャー会場の様子ガシャモクは、北九州市のとある池の他、全国数カ所にしか分布せず、現在、保護活動が進められている希少種である。
その昔は広く分布していたようだが、里山のため池や沼などが使われなくなり、また、水質汚濁が進むにつれ、その分布も減少し、現在ではレッドデータブックの絶滅危惧IA類に指定されている。
今回の真鍋氏のレクチャーは、そうしたガシャモクなどの水草と、人の手の入った里山自然について、子供たちにもわかりやすく解説してくださった。

実はガシャモクは、くまわりファームのビオトープで移植保護が出来ないか、検討がされたが、綿密な調査や土壌の運搬など、それなりの経費がかかることもあり、今年度は見送られた。
しかし、休耕田のビオトープ化による有効活用に、希少種の保護と言う目的が加われば、さらに活動意義が高まると考えられ、近いうちにぜひ実現させたいことのひとつである。

ビオトープに到着30分ほどのレクチャーのあと、全員でビオトープの現場に向かった。
少し前まで、きれいに整備されたビオトープの風景だったが、見事にイノシシに荒らされ、水場や畦がぐちゃぐちゃになっていた。
田植え祭りのときに、きれいに水の張ったビオトープを見ていた参加者は、その変わりようにビックリ。

作業風景早速くまわりファームグリーンエコ北九州のメンバーを中心に、スコップで泥のかき出しなどの作業を開始する。
作業的には人数も多いので、30分程度の作業だが、この日は天気もよく、一汗かくぐらいのちょうどいい作業となった。

川遊びビオトープでの作業が行われる傍ら、子供たちは、水生生物の採取や川遊びで大はしゃぎ。
こうした、子供たちが川で無邪気に遊ぶ光景も、最近ではめっきり見られなくなったように思う。

どろんこになりながら、ビオトープでザリガニや蛙などを見つけては歓声を上げる子供たち。
子供の頃の体験が、感性を培っていくのであれば、自分の子供には、こんな遊びが日常である環境を用意してあげたい。

どろんこの子供この日も、参加者は北九州市など、都市からの人たちばかりであったが、では地元京築の子供たちが、こんなふうに土や水に触れて遊んでいるかと言うと、残念ながらそんなことはない。
身近にそうした場がありながら、当たり前にあるから、かえって遊んでいないように思える。
街の学校では環境教育が盛んだから、逆に街の子供の方が、自然に触れ遊び学ぶ機会も多いようにさえ感じる。
地元の子供たちが、地元の自然や風景の中で大いに遊び、地元を大事にする気持ちを培っていくこと・・・これはとても大事なことだと思う。

このこと・・・子供たちが野に遊び、故郷を思う気持ちを培うこと・・・は、20年かかってようやく地元に定住を決めた、私自身のライフワークにもしたい課題である。

関連エントリー:1

ランキング(よかったらクリックしてください。)
ブログランキング・にほんブログ村へ

コメント:0

Comment Form

トラックバック:1

TrackBack URL for this entry
http://www.i-d.co.jp/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/274
Listed below are links to weblogs that reference
あるため池のある水草の運命 from site-f* in 京築
くまわり田植えまつり from site-f* in 京築 2010-07-05 (月) 15:45
今年も例年通り、みやこ町犀川大熊地区の田植えまつり「くまわり田植えまつり」に家族で参加した。

site-f* in 京築 > みやこ町 | 京築 | 仕事 | 環境・エコロジー | 行動記録 > あるため池のある水草の運命

Links
Twitter Updates
Tag Cloud
Feeds
    レッツシティ!北九州

Return to page top