気持ちのいい初夏の週末である。
ブログでの告知が遅れてしまったが、明日はくまわりファームの田植えまつりだ。
http://kumawari.jp/
このエントリーをご覧になって、少しでも興味を持ってくださった方・・・ぜひ明日は軽い気持ちで駆けつけてほしい。(飛び入り大歓迎!)
事務局の緒方さんによると、今年は過去最大の100名もの参加申し込みがあっているそうだ。
お会いした方々との交流が楽しみである。
田植え体験もよし、虫取りに夢中になるもよし、はたまたぼ〜っと里山を眺めて過ごすもよし・・・私はというと、今年はイベントの盛り上がりを眺めながら、いろいろと考えを巡らせようと思っている。
さて、ここ数年関わらせていただき仕込んで来た、筑後地域の地域振興事業のひとつ「ちくごSOHO村づくりプロジェクト」が稼働しようとしている。
筑後地域(というより、全国共通の地域課題でもあるが)の最大の課題である「生産年齢人口の構成率拡大」を図り、地域の豊かな自然景観や地場産業、地の利などの特性を活かして、筑後の活性化につなげようとする福岡県の壮大な筑後地域振興の取り組みの一端を担うプロジェクトである。
現在、このプロジェクトのスタートにあたり、その進め方を巡って白熱した議論を展開しているところだ。
プロジェクトはよく、登山に例えられることがある。
筑後地域の課題を山脈に例えるならば、先にも申した通り、「地域活性」が当たり前ながら究極の山頂であり、少しブレークダウンしたところで「生産年齢人口増」という課題が、現在この地域で「頂」として設定されている大テーマである。
この険しく高い頂を目指すには、様々なルートが考えられる。
そんな中、私たちにミッションとして与えられたルートは「SOHOという就労・生活様式を取り入れ、うまく地域資産と連携させたイメージ戦略を図り、生産年齢層増に繫がる取り組みをする」ということである。
このルートは、実は非常に困難なルートだ。
従来の行政は「企業誘致」という単純明快なルートを辿り、同様の課題をクリアしようとして来た。
しかし社会のパラダイムが大転換しようとしている過渡期の現在、多様化する人々のライフスタイルに適した誘致定住施策の方法として、働く場所を問わず、ライフスタイル重視の就労方法としての「SOHO」に、地域振興の有効策を見出したい、として、取り組まれているのがこの事業だ。これまでの雇用政策の中でのSOHOの考えとはひと味もふた味も違う、ありそうでいて他に例のない公共事業なのである。
一昨年は立花町にて私が調査事業を行い、昨年は有識者研究会で議論しあった。
そして今年からの本稼働である。
昨年の研究会では、従来の個人主義、請負主体の都市型SOHOのイメージとは異なる、地域に根ざし活き活きと活動する、筑後ならではのSOHOイメージを魅力的に提案発信することで、段階的に共感する人々の移住定住促進を図って行こうとする方向性で、意見は一致した。
また、SOHOと地域資源(農や食、伝統産業など)を繋げるための国の大型事業も取得することができ、SOHOをルートとする3年間の登山のお膳立ては出来た。
さてこの壮大な登山、とりあえず歩を進めれば何らかの成果は現れるが、それではプロジェクトと言えない。
計画し、実行し、それを検証して次に繋げ、複数年で一定の成果(生産年齢層の増に繋ぐ)を築くことが、貴重な税金を用いて、私たちに求められていることである。
すでに間もなく7月で、時間的な猶予はないが、より多くのメンバーを交え、長期目標からブレークさせた今年度の目標設定と、その評価基準、実行計画がここ1〜2週のうちに固まって行くであろう。
私はどちらかと言うと普段は感覚でものを言う人間だけど、しかし、このプロジェクトでの役回りは心得ているつもりだ。
明日の田植えまつりも、地域とルートは異なれど、実は同じ頂を目指す試みのひとつ。
田舎のSOHOとして、まつりの楽しさを味わいながら、思索に耽るとしよう。
写真は昨年のくまわり田植えまつりの模様。
へっぴり腰の私はどれでしょう?笑
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